無意識には、自分の感情や欲望、記憶や思考などが隠されているため、行動や判断に大きな影響を与えると言われています。
では、どうすれば無意識を意識することができるのでしょうか?
今回は、無意識を意識するための方法とメリットや重要さを2回に分けてご紹介していきます。
そもそも無意識とは、自分の行動や感情の原因や動機を知らない状態のことを指します。
無意識は、心理学者フロイトによって提唱された概念で、人間の心の深層にある欲望や衝動が無意識に影響を与えると考えられています。
無意識は意識と対立することが多く、無意識的な動きや言葉は、本当の自分を表していると言われます。
無意識を意識するとは、自分の心の奥底にある思考や感情、欲望や衝動などを明らかにしようとすることです。
無意識は、通常は自分では気づかないか、あるいは気づきたくないものですが、行動や夢、言葉に現れることがあります。
無意識を意識することで、自分の本当の自己やニーズを理解したり、心理的な問題や葛藤を解決したりすることができると考えられています。
無意識は、自分達の行動や判断にも大きな影響を与えています。
例えば、無意識に好きな人に近づいたり、嫌いな人に距離を置いたりすることがあります。
また、無意識に自分に都合の良い情報を選んだり、自分の信念を強めたりすることもあります。
無意識は、自分が思っている以上に思考や行動を歪めている可能性があります。
この歪んでしまっている意識を克服するためには、自分の「無意識」に気づくことが重要になります。
日常での生活の中で無意識が先行して、好き嫌いや感覚的な印象などに基づいて判断を下していることが多いのが私たち人間です。
その「無意識」について、以下の3つの点から紹介したいと思います。
1.判断や決断に影響を与える
2.創造性や学習能力に関係する
3.自己理解や人間関係に貢献する
1.判断や決断に影響を与える
日常的にさまざまな選択を迫られますが、その際に常に理性的に考えるわけではありません。
例えば、商品を購入する際には、パッケージや色彩などの視覚的な要素が無意識的に魅力を感じさせたり、ブランド名や価格などの社会的な要素が無意識的に信頼感や満足感を高めたりします。
その他には、以下のように無意識が先行して判断を下していることがあります。
人と対話する際の相手の顔つきや声のトーン
非言語的な要素が無意識的に好感度や信頼度を左右する
自分と似ているかどうか
類似性や対立性が無意識的に共感度や反発度を変化させる
このように、無意識は自分たちの判断や決断に大きく関わっており、時には理性よりも強力な力を持っています。
2.無意識は創造性や学習能力に関係する
次に、無意識は、自分の創造性や学習能力に関係するということです。
自分たちは、新しいアイデアを思いついたり、新しい知識を習得したりする際には、無意識が重要な役割を果たしています。
例えば、創造性というと『ひらめき』や『インスピレーション』という言葉がよく使われますが、これは無意識から生まれるものです。
自分たちでは気づかないうちに、聞いたり見たりしたことは無意識に記憶しており、これらが反復されたり関連付けられたりすることで、知識が定着しています。
よって無意識は、創造性や学習能力に大きく貢献し、時には意識よりも効果的な力を持っています。
3.自己理解や人間関係に貢献する
3つ目は、自己理解や人間関係に貢献することです。
自己理解というと、自分の「性格」や「嗜好」という言葉と紐づけられることが多いですが、これは実は"無意識”から来ています。
日常で自分の感情や行動に対して無意識に反応しており、それらがパターン化されたり一貫性を持ったりすることで、自分の特徴が明らかになります。
また、人間関係というと、相手の表情や仕草に対して無意識に共感しており、それらが感情的な共鳴や認知的な理解を生み出しています。
このように無意識は、自分たちの心理的なプロセスにおいて非常に重要な役割を果たしています。
まとめ
後編では、無意識を意識するメリットについて深掘りしたいと思います。