筋力が落ちれば、ほんのちょっとの外出すら面倒になり、それが重なるとさらに筋力は低下していきます。
大切な筋肉を保つためには、たんぱく質の摂り方がカギになります。
今回は、なぜ私たちにたんぱく質が必要なのかを深掘りしていきます。
歳を重ねるほどにますます気になる、「たんぱく質を摂りましょう」というフレーズ。
筋力をつけるために必要な栄養素であることは知られていますが、たんぱく質の役割はそれだけではありません。
人間の身体のあらゆる組織を構成するもととなるのが、肉、魚、豆などに多く含まれるたんぱく質なのです。
血液、皮膚、内臓、髪、骨もすべてタンパク質で構成されています。
つまり、私たちはたんぱく質を摂らなければ、生きてはいけないということなのです。
摂取量の目安は、女性の場合なら一日50gからといわれていますが、この数字を達成するのはそう簡単なことではありません。
なぜなら、年を重ねると自分のために食事を作るのが面倒になったり、年々食べられる量が減ってくると、充分にタンパク質を摂取できなくなるからです。
そして、たんぱく質が不足すると様々な体調不良を引き起こすともあります。
そういえば最近風邪をひきやすいとか、疲れやすいと感じるのも、もしかしたら、タンパク質不足が原因かもしれません。
健康寿命を延ばすためには、日々の食事でしっかりとタンパク質を摂る習慣をつけましょう。
お肉には9種類の必須アミノ酸を含む良質なたんぱく質が含まれています。
牛、豚、鶏肉のそれぞれに含まれる水分、脂肪分の成分によってたんぱく質量は異なりますが、どの肉も人間の体内では合成できない必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。
一般的に脂肪分の多い肉はたんぱく質が少ないため、牛肉と豚肉は赤身を選ぶのがおすすめです。
鶏肉は、皮なしの胸肉やささみは低カロリーで比較的消化吸収がよいのが特徴です。
筋肉疲労の回復効果も期待できますので、積極的に摂取するようにしましょう。
魚のここがすごい!
魚からタンパク質を摂る場合に嬉しいのは、旬ごとに出回る魚の種類が多種多様で、刺身、煮魚、焼き魚など、調理法が豊富なところですね。
魚は、調理法を工夫することによって、レシピのバリエーションを楽しめます。
また、同じ魚でも、鯛やタラ、ヒラメ、カレイなどの白身魚はたんぱく質を豊富に含み、低カロリーでコラーゲンも豊富です。
イカやエビ、タコなども実は高たんぱくで低脂肪です。
アジなどの青魚にはDHA、EPAなどオメガ3系の脂も多く含まれ、血中中性脂肪を下げる働きや動脈硬化の予防効果があります。
旬の魚を積極的に摂って元気な毎日を過ごしましょう。
豆のここがすごい!
“畑のお肉”とも呼ばれ、ビタミンB群、食物繊維も含む豆。
肉、魚に比べて調理の手間がかからないものが多く、副菜等で手軽にたんぱく質を摂取できるお助け食材です。
大豆や大豆製品には、女性ホルモンに似た働きをするとされる大豆イソフラボンが含まれるため、積極的に毎日でも食べたいところです。
豆腐は木綿一丁で約21g、納豆は1パック(40g)で約6.6gのたんぱく質を含んでいます。黒豆や小豆にはアントシアニンが含まれ、抗酸化作用によるアンチエイジング効果も期待できます。
まとめ
たんぱく質が慢性的に不足すると、体調不調を引き起こす場合もあります。
私たちにとって肉・魚・豆のタンパク室は、思っている以上に必要な栄養素なのです。