猫を飼われている方なら、一度は愛猫がイビキらしきものをかいでいる場面に出くわしたことがあるのではないでしょうか。
我が家の猫は熟睡すると『グーグー』と低いイビキをかきます。
起きてしまわないかと少し心配するぐらいの結構ボリュームのある大きさなのですが、我が家が安心して寝むれる場所なんだと思うと、それだけでほっとしますし、嬉しい気持ちになります。
そんな微笑ましいシーンならよいのですが、猫のイビキは安心ばかりしてられません。
今回は、猫のイビキについてご紹介していきます。

目次 ★ 猫がイビキをかく理由
★ 安心な猫のイビキ
★ 心配な猫のイビキ
1.大きな太いイビキ
2.鼻が詰まったようなイビキ
3.イビキに雑音が混ざる
★ まとめ




猫がイビキをかく理由




◇ ◇ ◇


猫がイビキをかいて寝ていると、ついつい笑ってしまったり、微笑ましい気持ちになったりしますが、実はすべての猫のイビキが笑って見過ごせるものではありません。

というのも、猫のイビキは何らかの病気のサインの可能性があるといわれているからです。




では、どのように猫のイビキに注意すればよいのでしょうか。

まず、人と猫のイビキは、実は少し音の鳴る原理が違うと言われています。





人が寝ているときには、舌の付け根が喉の奥に下がることで喉自体が狭くなり、そこに空気が通過することでイビキとして音が鳴ります。
しかし猫の舌は寝ている間に口の外に飛び出してしまうことはあれ、喉の奥に下がってしまうことはありません。




猫のイビキは人間とは違い、鼻の内部で音が鳴る振動音のことを指すようです。




また、イビキをかきやすいといわれている品種の猫もおり、エキゾチックショートヘアやヒマラヤン、ペルシャなど鼻が低めの猫種はイビキをかきやすいそうです。
それ以外の品種でも鼻が低いお顔立ちをした猫は、鼻の構造的に寝ているときに鼻の中が狭まりやすいため、イビキをかきやすいといわれています。




基本的には、鼻の低い猫がイビキをかいていても心配はないそう。
ただ、眠っているときに呼吸が苦しそうではないか、普段のイビキががどんな音なのかを知っておくことは大切なので、普段から注意して観察してあげましょう。






安心な猫のイビキ




◇ ◇ ◇


寝息に近いような『スースー』という鼻から出ているような高い音のイビキは、基本的に心配がないと言われています。
猫が熟睡し、安心して全身が弛緩しリラックスしている証拠とも言えるでしょう。

夢を見ている場合は、寝言を聞くことができるかもしれませんし、何よりも飼い主さんを信頼している証しです。




愛猫が『スースー』と高い音のイビキをかいている場合は、撫でたり、大きな音を立てたりすることのないように、そっと起こさないように見守ってあげましょう。




心配な猫のイビキ




1.大きな太いイビキ


猫が鼻から抜けるような『スピー』という高い猫のイビキとは違い、まるで人間のような『ガーゴー』という太く大きなイビキを猫がかいている場合は注意が必要です。

人間も太っている人は喉が圧迫されイビキをかきやすいと言われています。
実は太った人がイビキをかきやすいのと同様に、肥満の猫は喉を圧迫され睡眠時にどうしてもイビキをかきやすいようです。

猫の肥満は万病のもとですし、病気になるリスクが増えてしまいます。
もしも愛猫が太いイビキをかいていてしまうほど肥満気味だと飼い主さんも感じるのであれば、食事のコントロールや運動などで猫のダイエットを試みましょう。
ダイエットの方法がわからない場合はかかりつけの獣医さんに相談してみてください。




2.鼻が詰まったようなイビキ


人間でも鼻風邪をひいたときや、花粉が飛ぶ時期に鼻がつまって上手に息が出来ずちょっと息苦しいイビキをかいてしまうことがあるのではないでしょうか。
鼻が詰まっていると睡眠時に呼吸がしづらくなるため、人間でもイビキをかきやすくなります。

猫も鼻が詰まっていると人間と同じように息苦しさからイビキをかきやすくなります。
いつもイビキをかかないのに急に息がつまったようなイビキを愛猫がかいており、鼻水の症状があれば、風邪をひいている可能性もあります。




猫は風邪だけでなく、花粉症やアレルギー症状でも鼻水が出ることがあります。
花粉の時期や特定のものを食べた後などに猫が鼻水を出しイビキをかいているのであれば、何かアレルギー物質に反応して猫が鼻炎を起こしているとも考えられます。

猫の鼻水が出ていたり、くしゃみをするようになった、猫がイビキをかいたり、口をあけながら寝ていることが続くのであれば、かかりつけの病院へ連れていきましょう。




3.イビキに雑音が混ざる


猫がイビキをかいていて急に呼吸が一瞬止まることや、イビキのなかに何か雑音のようなものが混ざっている場合は、少し心配です。

猫があまりにも苦しそうなイビキをかいていたり、雑音がイビキに混じる場合、心筋梗塞や気管虚脱という病気の可能性も疑われるからです。

また、人間が脳出血や脳血栓などの、脳に何らかの以上が出た場合急におかしなイビキをかく事例が報告されているように、猫も少し変わったイビキをかくようになり、脳出血が見つかるということも少なからずあるようです。

心筋梗塞も気管虚脱も脳出血も放っておくて猫が死に至る可能性もあります。
猫が寝ているときのイビキが苦しそうというだけでなく、起きているときも猫が息苦しそうにしているのであれば何かしら危険な病気を患っているのかもしれません。
その場合は早めに病院を受診するようにしてください。








まとめ

猫のイビキは、飼い主には癒される音のひとつですが、その音や状態によってわかることもたくさんあります。
猫が普段からイビキをかいているのであれば、普段の様子もよく見ながら猫のイビキをよく聞いてみてください。
気持ちよくスヤスヤ眠りながらイビキをかいているのであれば、とりあえず安心ですが、イビキによっては病気の早期発見につながるかもしれないので、よく観察してみてください。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。
デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




このブログは
bootstrapテンプレート
Maxim Theme.の無料版を使わせていただいてます。

似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。