猫は、嗅覚や聴覚が優れており、わずかなニオイや音にも過敏に反応し、ストレスを感じてしまうことがあります。
愛猫が安心して暮らしていくためには、猫が嫌うニオイや音、逆に好むニオイや音をしっかりと把握することが大切です。 今回は、嗅覚や聴覚が敏感な猫のために飼い主さんができることをご紹介したいと思います。





外のニオイを持ち込むときは要注意!




◇ ◇ ◇


猫は縄張り意識が強い動物です。

飼い主さんが外出から戻ってきたときに、家の中に持ち込んだものに対して敏感に反応し、ニオイを嗅いで確かめようとします。




帰宅直後の飼い主さんの靴や郵便物、買い物復路などに鼻先を寄せて臭いを確かめていることはありませんか。




また、そのあとに爪とぎ器で爪をとぐのは、異物を確認して改めて縄張りをアピールするための行動です。

飼い主さんが帰宅したときに、愛猫があまりにも外からのニオイを気にする場合は、なるべく靴や荷物を愛猫が近づけないようにしましょう。




猫の嗅覚は優れており、五感の中でも衰えにくい感覚だと考えられています。

猫は嫌うとされている柑橘系のニオイやニオイの強いもの、刺激臭のあるものなどは、なるべく使わない、持ち込まないように心がけてください。

また、年齢と共に活発に動くことが少なくなるため、より身の回りにニオイに敏感になる場合があります。

嫌いなニオイでストレスを与えないよう、細やかな注意が必要です。






愛猫がマーキングをする場所はそのままにしておく

◇ ◇ ◇


猫は、ニオイを付ける行動=マーキングをすることによって、人や同居猫を含むほかの動物に縄張りをアピールします。

爪とぎ器で爪をといだり、テーブルの脚やソファに顔をすり付けたりする行動が、その典型です。




猫がマーキングをするとその場所が汚れることがありますが、なるべくそのままにしておきニオイを残しておくほうが、猫は「縄張りを守れている」と感じて安心します。

ただし、尿を吹きかける「スプレー行動」や不適切な場所での爪とぎなどは、習慣にならないようしっかりと掃除を行い、必要な対策を行いましょう。




猫が好きな音・嫌いな音を知っておく

◇ ◇ ◇


聴覚が優れている猫は、虫のかすかな羽音など、人の約3倍の音域を聞き取ることが可能といわれています。

暖かい季節には、脱走防止対策を万全にしたうえで網戸にして外の環境音を聞かせたり、テレビやインターネットで自然の風景を撮影した動画などを見せたりすると、いい刺激になるでしょう。




また、猫に嫌われがちな音は、突然の音や大きな音です。

玄関のチャイム音を怖がる場合は、チャイムの音量を絞ったり、来訪者にはチャイムを鳴らさず携帯で連絡してもらったりなど、怖がらないよう工夫をしてあげてください。

飼い主さんは、猫がもつ優れた嗅覚や聴覚を尊重した環境を用意して、愛猫が安心して生活できるよう配慮しましょう。



まとめ

猫は人間の約500万個の嗅覚受容体に比べて、6000~7000万個もの嗅覚受容体を持っているため、非常に優れた嗅覚能力を発揮します。
実は人間の加齢臭や足の臭いは猫のフェロモン臭に似ているとされていて、積極的に嗅ぎに行くこともよくあります。
外出から帰った際に愛猫がどのような反応をするのか、ゆっくり観察してみるのも良いかもしれません。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。
デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




このブログは
bootstrapテンプレート
Maxim Theme.の無料版を使わせていただいてます。

似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。