例えば、出かける前に窓を閉める、ガスの元栓を切る、玄関に鍵をかけるといった行動は無意識に行っていることが多く、直後に「本当にやったかしら…」と不安になって見直しに行くことはありませんか。
今回は、日頃の「無意識」な行動を「意識化」することによって、生活の質自体をあげていくコツをご紹介します。
★ 無意識の意識化
★意識と意思気
★ 無意識を意識するためのコツ
1.声に出す
2.動作確認
3.メモる
★ まとめ

普段無意識でやっている事を意識化することで、成果の質と量をあげることができます。そのためには普段何気なくやっていることにできるだけ意識を向けるのです。
あなたは普段無意識でやっていることはありますか?
もしかして無意識でやっていることすら気付いてなかったりしませんか?
例えば
家や窓、サッシの鍵締め
ガスの元栓
車のウィンカーやライト
挨拶
エレベーターのボタン押し
タイムカード 等々
出かけた後で家の鍵をちゃんと掛けただろうか?と心配になったり、ベッドに入ってから、リビングの電気を消したかしら?と気になってまた起きだすことはありませんか?
会社でも無意識にタイムカードを押すけれど、間違えて別の方のを押してしまったことなどありませんか?
プライベートでは
トイレの電気
お風呂の追い炊きの種火
車のハザードやテールランプ
などの消し忘れ
仕事では
発注のし忘れ
伝言のし忘れ 頼まれた連絡のし忘れ
などの無意識な行動です。
仕事の場合は忘れないようにメモをしたりタスク表に書き入れたりして忘れることは少ないかも知れませんが、毎日の暮らしの中でついウッカリ忘れてしまうことは誰でも起こり得ることです。

ものごとを忘れないように、あるいは新しいことに取り組もうとするときに意識することは大切だと思いますが、その際に重要なのは「忘れない!」とか「取り組もう!」と思う自らの「意思」が働いているかどうかが大切な要点です。
無意識を意識することで、大きなメリットがあります。
それは、
忘れにくくなる
記憶に残りやすくなる
ミスが起きにくくなる
漏れを防ぎやすくなる
自分の行動に責任が持てるようになる
ということです。
意識することで振り返った時に自分の行動を明確に思い出すことができますから、何か問題が起きたとしても自分の行動に対する不安がなくなり再確認するまでもなく確信になるからです。

接客業の方は、業務の中で頻繁にお客様とのお金のやり取りをします。
お客様が2千円のお買い物をされ5千円札を出されたとして、お釣りの3千円をお渡ししたとき、お客様から「あら?私が出したのは1万円札だったと思うんだけど・・」と言われたら、どのように対応しますか?
5千円頂いて2千円の買い物をされたら、無意識に3千円をお渡ししていませんか。
しかし、お客様は1万円を出したと言われた場合に確信をもって5千円だったと証明できるでしょうか。
このようなことが起きないようにするためには、5千円を預かった瞬間に「5千円お預かりします」とお客様と共有するように声に出して言うことです。
もしもお客様が1万円出していると認識していたとしても、実際に5千円を手にしながら「5千円お預かりします」と声にだすと自分とお客様の両方にとっての確認につながります。
声に出すことで、自己防衛にもなり、お客様も恥をかくことはありません。
現金のやり取りをする場合には、ぜひ声に出して預かったりお渡しすることを心掛けましょう。
2.動作確認
駅のホームでよく見かける駅員さんの指さし確認。
これがまさしくチェック漏れを防止するための動作確認です。
ガスの元栓やお風呂の種火チェックなども指さしして意識することを徹底しましょう。
何かを確認する際に頭だけではなく、体を使うことで、無意識を顕在化させやすくなります。
朝、目ざめた直後にボーッとした頭で挨拶すると、誰に挨拶したかどうか記憶に残っていないことはありませんか。
この場合も誰を相手にするのかを意識しながら笑顔で挨拶もすることで、挨拶された側も気持ちよく返答できるのではないでしょうか。
3.メモる
自分が取った行動をメモって文字に残すことも無意識を意識することに繋がります。
ただ、これは無意識でやったことを思い出しながらやるので、漏れてしまう可能性もあります。
そして、忘れてはいけないことは前もって紙に書いて目に付くところに貼っておくことです。
忘れては困ることを書き出して目に付くところに貼っておき、目に付くたびに確認ができるようにしておけば、漏れてしまう確率も減るかと思います。

まとめ
声を出したり、指さししたり、紙に書いたりすることで、意識して確認することで間違いを防ぎより良い結果を引き出すことができるのではないでしょうか。
日常からできるだけ無意識を排除し、何事も意識して行うことを心掛けていただければと思います。